IBM Notes/Domino 9.0 の期待の新機能の1つは、Notes Browser Plug-in (NBP) です。NBPは、Webブラウザのプラグインとして軽量な Notesクライアントが立ち上がり、ブラウザの中でNotesアプリケーションをそのまま動作させることが出来る機能です。
NBP は、Notesクライアントが持っている基本機能がそのまま動作しますが、Browser技術と組みあわせて動くためDominoクラスタは大丈夫なのだろうか、という疑問があがっています。
これについて、IBM Connect の "Ask the developers" セッションで開発部門からは、「動きます」という返事がありましたが、実際どうなのだろう、ということが、テクてくコミュニティの中で話題になりました。
そこで、手元の環境で簡易検証してみました。
環境:
サーバー :
North/Sphere (Domino 9.0 Public Beta)
South/Sphere (Domino 9.0 Public Beta)
クライアント:
Notes Standard 9.0 Public Betaインストールに付属するNBP
前提:
両サーバーは同一クラスタに所属
North/Sphere は停止
非管理者のユーザーIDで NBP を起動
テスト1:
ワークスペースから North/Sphere 上のDBアイコンをクリック
⇒ South/SphereのDBが開く (フェイルオーバー成功)
(図1. アドレスバーも、South/Sphereに)
テスト2:
ブラウザにブックマークされた North/Sphere 上のDB文書を開く
⇒ South/SphereのDBが開く (フェイルオーバー成功)
※ブラウザのアドレスバーには、Northが表示されているが、実際に開いているのは South/Sphere のDB
(図2. アドレスバーは、North/Sphereに)
ということで、簡易検証の結果として、Dominoクラスタ は機能しています。
これ以上の部分、例えばアプリケーションの中でサーバー名をハードコードした場合の動作は、通常の Notes Basic クライアントと同じと思えるため、特に検証していません。
何にせよ、ベータ版ですの動作ですので、ご参考までに・・・。
2013/02/16
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