2009/12/06

プロパティボックスについて

Notes R5までは、データベースを開くダイアログなど、多くのダイアログが固定サイズだったのですが、Notes 6から、かなり多くのウィンドウがリサイズ可能になりました。このリサイズ可能なウィンドウは自分にとってかなり嬉しい機能でしたが、一方で、プロパティボックスサイズは固定で、フィールドのプロパティを見るときなど、固定サイズであることにがっかりしたこともありました。

そして2年前にIdeaJamが始まった頃、やはりこのような意見があって、自分も喜んで1票をいれたのが、こちらです。
The IBM Lotus Community IdeaJam - Allow Properties Dialog to be Resized

ところが議論が始まってみると、最初のうちは大量にPromote投票を得ていたものの、徐々に「プロパティボックス自体は古いインタフェース」という意見が強く、例えば右のサイドバーパネルで、いろんなプロパティを一覧で表示出来たりする、という意見のほうが強くなってきたようです。なるほど、リサイズだけではなく、もっとよいインタフェースの考え方もありそうですね。必要性などについては十分に生の意見が集まってきているようですから、将来に期待したいです。

同じように些細な話ですが、ファイル名が欠けたり、コピー出来ない、なんて意見もありますので、こちらも期待したいです。
The IBM Lotus Community IdeaJam - Make Filename field scrollable in Database dialog

こちらも。
The IBM Lotus Community IdeaJam - Property Dialog Enhancement

クリッカブルURLについて

IdeaJamでは、投稿者が、主にNotes/Dominoに関するアイディアを投稿し、期待される美しい未来に投票しあったり、またコメントを通じて、現行での回避策やら、将来の方向性として正しいかどうか(に関するわりと勝手な議論)が進められていきます。今すぐに改善されるかどうかはともかく、アイディアの共有や、それに対する案を見ているだけでもかなり面白いと思います。
ただ実際には、大量のアイディアが投稿されているので、とっつきにくいかもしれませんので、代表的なアイディアをこれからいくつか紹介してみてみようかなと思います。

最初は、このアイディアです。
The IBM Lotus Community IdeaJam - Allow URL links to be clicked in edit mode
Notesクライアントでは、プリファレンスで、クリッカブルURLに対するオプションが有効になっていると、http://で始まる文字が自動的にクリッカブルURLになりますが、この機能を編集モードでも有効にしたい、というアイディアです。124件のPromoteを集めていますが、なかなかの数です。
皆さんのコメントを見ていると、"Ctrl+クリック"で実現出来たらいいな、という意見が多いようですね。さて、どうなるでしょうか。

ちなみに、この機能ですが、私は習慣として日本語環境ではダブルバイト文字でURLをはさまないようにして書いています。例えば、補足的にURLを書くときに全角カッコで囲みたいところですが、これは半角カッコでくくるか、全角カッコ+半角スペースでURLをくくるのがよさそうです。