2005/06/16

Hannover

今週は、あちこちで、"Hannover祭り" 状態です。まずは CNET の日本語記事より。

「未来のLotus Notesはこうなる」--IBMが開発の進捗をアピール


ここにあるとおり、Hannoverとは Notes 7の次期バージョンのNotes(気のはやいサイトでは、Notes 8 なんて書いてあるところもありました)

この手の情報は、まず Ed Brill のBlogにて取り上げられます

画 面自体は確かにFancyですし、RSS Feedが見えるなど次世代的な要素が組み込まれているように見えます。これまでのNotesクライアントのイメージはなく、見るからにEclipseな 匂いがしますが、Edのコメントを読むと、IBM Workplace Clientの技術を使っているというので、そうなのでしょう。機能としてはNotesクライアントの機能をそのまま移植したみたいなことが書いてありま す(It will do everything that Notes has always done)。これまでとはベースとなるエンジンが全く違うというのは不安ですが、Notesとの互換性が維持された上で、Eclipseベースになるなら ば、クライアントのプラグイン開発も容易になるでしょうし、配布や管理などももっと楽になるでしょうし、期待が出来ます。
ポイントは、やはり、 Notesとの互換性。過去の資産に手を入れなくてすむか。が、一番手で、後は初期配布の方法(Smart Upgradeが使えるかも、という期待はありますが)、必要とされるクライアントリソース(Eclipse重そう...)といったところでしょうか。

それにしても、コードネームで盛り上がるのは久しぶりに思います。反論もありそうな発表だけれど、EdのBlogに寄せられたコメントは、おおむね賛成派のようです。

2005/06/15

Sametime と QuickPlace

この2つの製品の正式名称が何かというのは、日本でも実はあまり知られわたっていないのかもしれません。いまだに、Sametime、QuickPlaceという声をよくききます。

本日、Ed BrillのBlogにて発表されていましたが、これらの2つの製品は、無事呼び名が、SametimeとQuickPlaceに戻るそうです。どうでもいい話ではありますが、すっかり旧名称のイメージがついてしまっていることを考えると、よい判断だと思います。そもそも、なんであんな名前にしたんだろうか・・・。

QPというと、Domino業界の人はQuickPlaceを想像しますが、普通はマヨネーズを想像すると思います。最近知った話では、アメリカの幼児教育における3つの重要な言葉、Please, "Thank you", "Excuse me" をまとめた用語、という解釈もあるようで、略語というのは面白い限りです。

2005/06/12

メール本文と改行

ノーツメールを使っていると、改行の入れ方が人によって違うことを感じます。インターネットメールの世界では、引用記号を意識した上で、70文字程度で改行するのが一般的なマナーになっており、長い文章を書くときは、メールソフトの自動改行機能か、本人自身による改行を行うことが一般的です。
一方、ノーツメールに関しては、メール本文に関する厳しい規定は特にありません。このため、ウインドウにあわせた表示時の自動改行機能にまかせる例も多いです。

どちらが正解ということはないでしょうが、私個人の意見では、メールに関しては、ユーザーは段落を変える以外では、改行を行う必要はないと思います。リッチテキストフィールドは、もともとワープロ的な機能があり、文章の途中(例えば読点)で改行を入れるのは、ワープロだと明らかに不自然ですし、例えばMTA機能を使ってインターネットメールになる場合は、MTAにより自動改行が入ることを考えると、相手方には美しくない改行で届くことが有り得るからです。

実は私がノーツに始めて触れた頃、メールに関しては改行を入れており、右端を意図的にある程度そろえていたのですが、あるきっかけで改行は使わないようにしました。全画面利用するかどうかなどはユーザーによっても異なるし、解像度もPCによって異なるため、自分の端末での改行が必ずしも相手端末では美しく見えない、というのが一番の理由です。最近はPCの解像度も上がり、1行にたくさんの文字が記述出来るようになりましたが、改行派の方はあらためて社内ノーツメールというものを見直してみてもよいと思います。経験的にも新人や、ノーツに詳しくない方ほど、改行派が多い気がしております。

技術的なことではありませんが、ふと日常で気になることがあったため、意見を記述しておきます。