2007/07/21

添付ファイルのLZ1圧縮

私は個人的に、Notes 6の新機能である添付ファイルのLZ1圧縮機能に期待しています。
理由は、

- R5までの(および6以降もデフォルトである)Huffman圧縮は、圧縮効率が最適ではない
- ファイルサイズを小さくするためだけの理由で、1つのファイルをzip形式で圧縮して添付されるのが、ユーザーとしてあまり好きでない

の2つです。一方、この機能は、クライアントを含む全ての環境がNotes/Domino 6以降にならないと効果が出ないため、なかなか浸透していないのも事実かと思います。
確かに、R5クライアントには余計な機能であるし、デフォルトのDBプロパティはオフだし、ネットワーク的な観点からはネットワーク圧縮機能だけで十分でもあるのですが。

この機能のFAQでもあった、「既存の(Huffman)圧縮されたファイルはどうにかならないのですか?」に対する回答は、「再度ファイルを添付して下さい」であったというのも、一つの課題だったのかと思います。


ところで、つい最近、以下の Technote が公開されていたのですが、 6.5.6 / 7.0.1 からは、過去のHuffman圧縮されたファイルを全てLZ1形式に変更してくれる compact タスクのオプションが出来ました。

Title: Upgrading existing attachments from Huffman to LZ1 compression
Doc #: 1256241
URL: http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=203&uid=swg21256241

データベースプロパティを有効にした上で、 compact -ZU を行うと、既存の添付ファイルが全て LZ1 形式に変更されます。DBサイズは小さくなるでしょうし、Notes 6以降の環境で、ネットワーク圧縮を使っていないなら、過去の添付ファイル参照のネットワーク負荷も軽くなります。

2007/07/07

Notesクライアントのステータスバー

先日、この記事を読んで、「こんなTipsがあったのかー」と感動しました。

Best Practice Makes Perfect : Debugging tip -- status bar

Notes 7クライアントから、ステータスバーのロギングは、「LogStatusBar=1」というクライアントの notes.ini で可能になってますが、上記のTipsは、ステータスバーの履歴件数を直接設定する方法です。ログとは異なる意味で、お手軽さの観点から使いやすいと思いました。特に、Print文でデバッグする開発者には嬉しいと思います。

「ファイル」→「プリファレンス」→「ステータスバーの設定」より「ステータス」を選択して「高さ」の数を調整します。