2009/02/15

削除スタブについて知っておきたいこと

これが全て、というわけではないですが、私が思う「削除スタブについて、とりあえず知っておきたいこと」をちょっと書いておきます。

1. DBの削除スタブ/削除スタブ数を把握する方法

NotesPeekを利用すると、削除スタブの一覧を確認することが出来ます。
ただ、よほどのトラブルシューティングをする時以外は不要かと思うので、「削除スタブがどれくらいあるか」を知りたいだけならば、サーバーコンソールコマンドの show database がお手ごろだと思います。

NotesPeekについては、長島さんのNotesPeek講座がわかりやすいです。
NotesPeek: 削除スタブを理解する - Notes サポートのつぶやき

2. 削除スタブを削除する方法

例えば、データベースを開発環境で作成し、それを納品したりするときにテスト文書の削除跡(つまり削除スタブが "0" ではない)がないようにしたいこともあると思いますが、そんな場合は複製の設定をいじることで数をゼロにすることが出来ます。
(参考)サーバー上にあるデータベースの文書の削除スタブをすぐにパージする方法

3. 削除スタブはいつか消える
削除スタブは、複製の設定で指定した日数に応じて、いつか削除されます。(削除スタブがパージされるタイミングとアクション
よく、複製を活用しながら、DBを他のサーバーに移行したりしますが、この時に検証などを行う都合上、パージ期間日数よりも長い間複製を行わなかったりすると、削除したはずの文書が復活することがあるので注意が必要です。
古典・徒然草にいわせれば、これはNotes/Dominoの特徴でもある「諦め」を上手く使った、「過去を諦める、良い諦め」とのことです。(90日でいいのかな)
他にも、複製やバックアップファイルなどの都合上、削除した文書が復活するケースがあると思うのできっと注意したほうがよいはずです。また、「削除した文書が復活する」という現象があったら、削除スタブがパージされた後、削除前のオリジナル文書を持つDBと複製があったかどうか、まずは疑ってよいと思います。

4. 削除スタブを持ちすぎない
おそらくですが、削除スタブが多すぎることは、DBのパフォーマンスにも影響があります。そのため、例えば1万文書を持つDBにおいて、毎日全文書を削除して、再作成する、といった運用を行うと、120日で120万文書の削除スタブを持つことになります。こういうことを考えると、「全件削除&再作成」は運用の方法なりを考えてもよいかと思います。
また、削除スタブのサイズも多少あるため、多すぎるとDBサイズにも多少の影響があります。(How large is a deletion stub in Lotus Notes/Domino)


他にも書くべきことがありそうな気もしますが・・・、その時は付け足します・・・。

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