2007/01/22

Lotusphere JumpStart

本日からLotusphereが始まっています。オーランドはフロリダ州なのでさすがに暖かく、夜はジャケットがあったほうが嬉しいですが、昼は暖かくて空がとても綺麗です。
日本人のかたも、結構たくさん来てらっしゃいました。他にも、中国やインドから来たと思われる方も結構いるようです。

登録をすると、Lotusphereのバッグ(今年は黄色が強くて、ちょっと日本では使いづらい)をもらいます。中にはいろいろとお土産が入っています。 FOR DUMMIESシリーズというUSではよく見る黄色の本で、VoIPとSametimeの薄い本が入ってました。嬉しいです。あと、最新のLotus Advisorマガジンも入っていました。

今日は、JumpStartかハンズオンセッションをいくつか受講出来ます。
私が受講してみたいくつかをご紹介してみます。

IBM Lotus Sametime 7.5 -- Technical Details and Architecture

というセッションでは、Wes Morgan さんという WPLC Support Engineering Team の方が講演していました。私はあまり詳しくないのですが、さすがにサポートの方だけあって、アーキテクチャや抑えるべき技術的ポイントなどを上手く提示し、とてもいいセッションだったと思いました。
Sametimeに関する、基礎的な技術要素(ディレクトリ、ホームサーバー、クライアントなど)を解説した後、構築のポイント(同時アクセス数、ユーザーロケーション、ネットワーク要素、ディレクトリの種類、クライアントの種類など)、それから、単数サーバー、複数サーバー、クラスタリングの方法、エクストラネットでの構築などについて話が出ていました。よい講演だったと思うので、いずれ Sandbox で資料が公開されると嬉しいのですが。
人もたくさん入っており、セッションの盛り上がり方といい、当たりセッションだったのだと思います。Sametimeも今回のLotusphereの中で16セッションあるということで、発表者も出席者も喜んでいました。

IBM Lotus Domino Domain Monitor Jumpstart

こちらは、開発チームの方が2人で発表されてました。マイナーな機能だからか、淡々とした機能説明が多すぎたからか、盛り上がりはイマイチでしたが、後半に入ってから、Domino 8での新機能や、そのさらに先の話が出てくると、さすがに引き付けられます。
今後は、ddm.nsf がさらに見やすくなり、例えば、DB単位に結果がカテゴライズされたりするようで、管理の視点がさらに柔軟になりそうです。また、自動的なステータス変更をわかりやすくすることや、長期間Openのものを自動Closeさせるなどの機能が追加されるそうです。
WebSphere Service Probeという調査も可能になるようで、DominoサーバーからWebSphereのサービスを監視することも出来るようです(サーバー名、アプリ名を指定し、 not found, not running, not responding などを検知するようです)。DominoからWebSphereを監視です。
その他、Common Actionと呼ばれる共通操作(例:対象サーバーのnotes.iniを開く、など)をアクションメニューに組み込むなどの新機能も紹介されていました。ますますサーバー管理との一体化が進みそうで、私としてもきちんと機能をおさえておかなければという気持ちになりました。

さらに、 "after 8" と、その先の話まで出てきました。
まず、全体的なゴールとして、「Problem Management」だけでなく、「Server Optimization」の観点を追求していきたいとのことです。
さらに、クライアントやクラスタ、ディレクトリ、パフォーマンスなどカバーする領域を増やすことを考えており、特に「クライアント」を強調していました。クライアントをDDMで監視ですか。どういう風になるんでしょうか。興味深いです。
また、サード・パーティ・ツールがDDMインタフェースを利用出来るように拡張すること、最後に問題発生時の自動修復用ワークフロー機能 などについてを目標に掲げていました。
もちろん、上記は、約束されたものではないでしょうが、興味深いところです。


明日はいよいよGeneral Session です。どんな話が聞けるのでしょうか。時間が許せばまた書きたいと思います。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

今回のLotusphereで「次世代の開発環境(eclipse上で動作するDominoデザイナー)」の発表はまだないのでしょうか?
Hannover(=Notes8)発表の時、「開発環境も合わせて環境整備進めてくれないとクライアントだけ先行しても意味ないよ?」と思いました。
リリース9か10かわかりませんが早く次世代の開発環境を正式発表して欲しいです。

Maureenさんのblogでプロトタイプらしき画像が・・・・・・。

Maureen's blog ready... set....
http://mvgirl.blogspot.com/2007/01/ready-set.html

Yusuke Murakami さんのコメント...

ndomino-sさん>
私が聞いている限り General Session ではなかったです。