2005/04/19

Dominoとブログ

LDDの日本語版に、「Domino によるブログ: ブログとブログ作成」という面白い記事がのっていました。
http://www-6.ibm.com/jp/software/lotus/developer/library/blogging.html

これは、もともとは、英語版の記事の翻訳になります。
http://www-128.ibm.com/developerworks/lotus/library/blogging/

もともと、Dominoはコラボレーションに強いソフトウェアという位置づけですし、ブログのようなものは本来得意であるべきと期待しますが、ビジネスア プリケーションであるDominoサーバーに対し、日本では「個人的な日記」という位置づけが強いブログなので、なかなか実際には国内では「Domino でブログ」ということはおきないのでしょう。とはいえ、我々Dominoを普段から扱っている人からすると、興味深い分野です。

この記事によれば、現在Dominoの世界では、有名なブログテンプレートが3種類ほど存在するようです。DominoでBlogをする最大のメリット は、きちんとしたテンプレートさえあれば、ブログサイトを作成するのが非常に容易であることでしょう。また、Notesクライアントから記事の入力が出来 れば、オフライン環境との親和性もよいと思います(もちろん、DOLSというアイディアがないわけではないですが)。

アプリケーションサーバーとしてのDominoサーバーのメリットは、直感的には微妙な気がします。1文書1ブログ記事であった場合、よくあるBlog標 準の画面が埋め込みビューのカスタマイズだけでどれだけ表現出来るかは微妙ですし、サーブレット的な使い方(HTMLソースをプログラムで動的に作る)を することは、(パフォーマンスの悪い)エージェントを使うのはもちろんのこと、Dominoサーブレットを使っても、あまりDomino向きとは言えない 気が直感的にはします。これは、私も既存のDominoブログテンプレートの設計を読んで勉強する必要があります。

記事の中では、ビジネス用途におけるDominoブログについてが記述されています。これはいろいろなアイディアがあると思います。営業日報的に使うのも よいでしょうし、純粋に掲示板の置き換えも可能だと思います。その他、「部門ブログ」のようなものも考えられるし、このようなビジネスユースとなった場 合、現行でDominoサーバーがあるならば、活躍の場は大きいと思います。

この記事では、抽象的な話と、いくつかのリンクだけですが、このトピックは、「アプリケーションサーバーとしてのDominoの可能性」はもちろんのこと、「ビジネス向けにどのような使い方が考えられるか」など、奥の深いテーマだと思います。

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