2019/12/05

Notes/Domino技術者がUdemyで学ぶWebアプリケーション開発

Notes/Domino技術者が勉強する、というと、どうしても HCL社のセミナーやスライド、Lotusphere(IBM Connect / Engage) などカンファレンスのスライド、HCL Masterを筆頭とする、ブロガーの投稿、もしくはフォーラムや StackOverFlowを眺めるなど、ついつい Notesコミュニティ内での発信を考えてしまいますが、外部コンテンツでも面白いものがあると思います。

ちょうど現在、サイバーマンデーの最中で、教育コンテンツが激安で入手できると思い、私が最近受講した、おすすめの Webコースを、Notes/Domino技術者向けにご紹介しようと思います。

こちらのコースになります。
The Complete 2020 Web Development Bootcamp

 Udemy というサイトでは、これに限らずたくさんのコースがあります。通常 24,000円で販売されることが多いのですが、サイバーマンデーの現在に限り 1,200円です。年に数回激安のタイミングがありますが、おそらく今が一番お安い時だと思います。

こちらのコースでは以下のことが動画で学べます。

HTML, CSS:
Dominoに限らず、またWebアプリ開発者に限らず、基本的な知識だと思います。コース最初ですので、コース慣れ・英語慣れのために全部見てもよいですし、チェックボックスだけ付けて先に進んでもよいです。

Bootstrap:
世の中では結構使われていると思いますし、Dominoでも使えます(Domino, Bootstrap で検索すると、既にいろいろな例が紹介されています)。知っておくと便利ですし、レスポンシブを目指さなかったとしても、標準的なボタンの利用など、Webサイトが綺麗に作れると思います。

JavaScript, DOM:
これまでもDominoで普通に使われていると思いますので、スキップしてもよいですし、眺めてもよいと思います。

jQuery:
Dominoにも組み込めますし、ちょっとしたDOM操作など便利です。知らなくてもチュートリアル見ながらすぐに使える機能ですが、一度動画で学んでおくとよさそうです。
Ajaxも便利ですが、確かこの講座では、そこをやらなかったような気がしました。。

UNIXコマンドの基本:
Domino技術者でAIX/Linuxなどを触るなら必須知識ですが、この動画は31分程度ですので基礎がさらっと学べる程度です。コマンドライン怖い方は、やっておくと安心です。

Node.js, Express:
 今は AppDevPack として Node.js を使うことになりましたし、その場合はあわせて Expressを使うケースも多いと思います。このコースは後半 Node.js を結構使うので、不慣れな Notes/Domino 技術者も多くを学べると思います。
製品のほうでも、今後は Express の先になる Loopback というフレームワークを使って API を作成する、といったことを開発者が言っていました。

Git, Github:
Dominoで開発しているとあまり馴染みがないですが、これからは Dominoを知らない技術者が Node.js などで関連するコードを書いたりすることが期待され、そうなると、Git/Github を使うことになると思います。
また、Domino Designer上の開発は、今後 Visual Studio Code への対応によって、他のIDEに移行していく可能性があり、そうなると、やはり Git などを活用する未来が予想されます。

API/REST:
既にDominoでモダン開発している方にはお馴染みでしょうが、最新のDominoはLotusScriptでもHTTPやJSON処理が出来ることもあり、外部連携がますますさかんになります。Node.js が絡んでくると、ますます必要になると思います。一度学んでおいてよいと思います。

DB/SQL:
既に古くからある技術ですのでスキップしてもよいですし、 1時間程度なので、見てしまってもよいと思います。

MongoDB/Mongoose:
SametimeではMongoDBを使うようになりましたし、NoSQLについて1つ何となく知っておくとよいと思います。Dominoとしても、アプリで使うデータをNSFに書いて、使うか使わないかわからないとりあえずデータは MongoDBに書いておく、なんて使い方もあるかもしれません。

認証/セキュリティ:
Dominoの場合は認証はミドルウェアが用意するのを使うだけですが、世間のWebアプリケーションでの認証実装方法やパスワード管理に関する基本を知るのはセキュリティ知識として大変重要ですし、OAuth2.0についてや、GoogleIDを使ったログインなどを学べるのは興味深いです。

React.js:
これは2020年から加わったモジュールで、私も未学習です。Designerにべたっとコードを書くDominoアプリに直接使えるとは思いにくいですが、今後 Sametime のWebインタフェースは React で実装されるということですし、仮想DOMの概念はこれからのWebアプリ開発の主流になってくるので、Dominoの世界もいつか取り入れてくるかもしれません。この React だけでもたっぷり 8時間あります。


さて、この大変ボリューミーなコースですが、全部で52時間あります(私がやった2019年版はReactがなかったので44時間)。そして全て英語です。
ただ、この講師の Angela Yu さんの英語は大変テンポがよく、女性の声ですので聞き取りやすいです。英語字幕もつきますので、私は英語字幕を有効にして 1.25倍速で聴きました。基本はコードを書いているのを見るだけなので、ほぼ問題なくわかりましたし、難しい単語や表現も一切なかったと思います。時々「さあやってみましょう」という課題は出ますが、別にやらなくて眺めてわかった気になるだけでもOKです。コースを全部視聴すると認定証ももらえます。
Angela さんは Udemy で iOSアプリ系の講座ももっていますが、どの講座も大変受講生評判がよく、この講座も評価4.7で最上級クラスです。

Udemy にはいろいろな講座がありますが、私は評価 4.5 以上の講座を狙って、自分の苦手な分野や勉強したい分野のコンテンツを、この安いサイバーマンデーの間にバシバシ買いました。日本語のコンテンツもありますし、日本語字幕のコンテンツもあります。
遊びだと思ってやってみると楽しいと思います!

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