2007/12/21

リッチテキストにスクリーンショットを貼る(2)

前回ちらりと書いたのは、画像加工ツールでサイズを小さくするやり方で、この方法は、文書の作成者に作業が必要となるため、実際には利用者全員で最適化を目指すのは難しいのかもしれません。

そのような操作を行わなくても、Notesクライアントが自動的に256色に減色(GIF変換)する notes.ini オプションがあります。クライアントにこのオプションが設定されていると、自動的に行われますので、ユーザーは意識する必要がありませんし、変換が行われるといっても少なくとも私の手元では変換時のパフォーマンスの問題は感じません。
OptimizeImagePasteSize=1
というパラメータになります。詳細は以下になります。

IBM Lotus Notes/Domino 小ワザ集 第52回 - Japan

デフォルトではこのパラメータはありませんので、貼り付けたサイズそのものでDBに格納されます。ディスクサイズが気になる場合は、積極的に使ってよいと思います。

参考までに、私の環境で簡単な検証をしました。
1400x1050 (16bitカラー) の環境で、フルスクリーンのスクリーンショットをリッチテキストフィールドに貼り付け、サイズを確認しました。
notes.ini なし:760,203バイト
notes.ini あり:237.681バイト

画質の劣化は少なくとも私の目には全く感じられません。実際に、検証されて、その画質劣化に問題ないと判断される場合は、積極的に活用することで、ディスクスペースの節約にもなるし、ネットワークトラフィックの節約にもなります。ユーザーからすると閲覧時のレスポンスタイムの向上も感じられるはずです。

各クライアントへ、どのように notes.ini を配布するかはいろいろとアイディアがあるかと思いますが、参考までにこんなTechnoteもありました。
IBM - 731355: (参考)デスクトップポリシーを使用して notes.ini およびロケーションパラメーターを設定する

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

OptimizeImagePasteSizeでの減色の件ですが、
社内ではN/D 6.5.6だとデフォルトの状態で減色しているような動作をしていたと聞いています。
私自身がまだ6.5.4なので確認していませんし、はっきりしない情報で間違いかもしれませんけど・・・・。

Yusuke Murakami さんのコメント...

NDOMINO-S さん>
その件、知らなかったので、手元の6.5.6で簡単に検証してみたのですが、やはりパラメータを設定するとサイズ減少に効果があるようでした。私のほうでも他に情報があるかどうか調べてみますね。ありがとうございます。