あまり意味のあるエントリでないのですが、ちょっとした話題として。
日本にはかつてNotes/Domino Magazineという雑誌がありましたが、USにもDomino系の雑誌はいくつかあります。その中でも有名な雑誌は「The VIEW」でしょう。 私も以前は少し読んでいましたが、最近はご無沙汰です。決して安い購読料ではないのですが、意欲ある日本人技術者で自費で購読していた人も身近にいたような気がしました・・・。
このThe VIEWは雑誌だけでなく、定期的にいろいろなConferenceをやっていて、開発から管理、移行など様々なトピックで技術的な情報を発信し続けています。このイベントのよいところは、セッションスピーカーが幅広く集められている点にあると思います。雑誌の記事もそうですが、Lotusのメンバーだけでなく、個人でコンサルタントをしているような技術者が、セッションを持ちます。旧Iris(開発)の人たちの話も、時にディープで、時に我々が知りえない内容が出て面白いのですが、現場のコンサルタントたちの話も即戦力的で非常に面白かったりします。
つい最近、ボストンで、Admin 2006 というConferenceを行っていたそうです。特に内容について深く知っているわけではないのですが、どうやらHannoverについてのセッションが盛り上がったようです。
"Hannover" is just a code name for the next release of Lotus Notes
Hannoverブログからのエントリです。タイトルは、「Hannoverって、次期Notesのコードネームなんだよ」というものですが、ぼそっと興味深いことも書いてあります。
今回、複製機能の改良を試みようと、いろいろとディスカッションをしているそうなのですが、その改良でもって、「レプリケーション」の呼び名を「シンクロナイゼーション」に変えようという意見もあるそうで。
当然ながら賛否両論だそうです。
日本では「複製」と呼ぶだろうからいいにしても、いろいろな意味でReplicationのままにしてもらいたいのが個人的意見です。Notes.iniとかLotusScriptとか書き換えるの嫌ですし、そのままでよいならReplicationでよいですし・・・。
と、トーンダウンしながら、複製の改良というのに期待します。
4 件のコメント:
ベンダー側にはシステム関連者の内輪の都合でネーミングするのではなく使用者のことを考えて「似て非なる用語」を作るのは極力避けて欲しいものです。
なぜならシステム部門でユーザに説明する立場としてはこういった「似て非なる」用語を量産されるとユーザがついて行けないのでわかりやすい用語に訳してやる必要があり苦労するのですよ。
たとえば今でも「マイグレーション」なんて言ってもユーザにはわかりません。よって通常の「バージョンアップ」って言い換えて説明してます。あと「複製」言ったら純粋なコピーと間違えるユーザが多いです、こちらはわざわざ「レプリカ」と呼びかえて説明しています。
ベンダー側が製品を差別化したいがため新しい用語を造りたい・使いたい気持ちもわからないではないですがもう少し考えて欲しいものです。
ndomino-sさん>
もちろん、おっしゃることはよくわかります。Dominoディレクトリのこともありますし、SametimeやQuickPlaceなど過去の反省も。私も用語では苦労するところがあります。オリジナル記事の投稿でも、反論の声でいっぱいですしね。
ただ、私は「複製」が通じないというのは、Dominoを長年やっていて初めてききました。どうもありがとうございます。これから少し注意してみます。
>私は「複製」が通じないというのは、Dominoを長年やっていて初めてききました。
なぜなら最近は派遣社員・中途採用も多いこのご時世です。こういった方々でNotes使った経験があるという人がいません。
それなりの規模の企業でシート数は多いでしょうが、ライセンス的に企業専用で敷居を高くしてしまっているので、オープンソースの製品やMS製品に比べれば一般的には手に触れられない存在になってしまったからでしょう。
これをどうにかしようと思ったら、昔のパーソナルノーツってありましたがあんな感じでさらにデザイナー付で安く売るか、いっそのことNotes/Dominoをオープンソース化するしかないでしょう。(そんなことIBM/Lotusはぜったいやらないと思いますけどね。)
すみません。よく読みなおすと、システム部門からユーザーへ、ということですね。確かに、私は普段ユーザーの方々と直接お話する機会は極めて少ないので、そうかもしれません。
その他のご意見につきましても、興味深く拝見しました。
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